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Q.インビザラインに保険は適用されますか？

A.インビザラインに限らず、矯正治療には基本的に保険が適用されません

インビザラインは、マウスピース型矯正の一種であり、いわゆる“歯列矯正”なので保険が適用されることはありません。そのため、治療にかかる費用は原則として10割負担となります。

これはインビザラインに限ったことではなく、その他のマウスピース型矯正はもちろん、ワイヤー矯正も全般的に自由診療となっています。というのも、矯正治療の多くは審美性の改善を目的としているからです。

例えば、銀歯を白い歯に変えたい、使いにくい入れ歯ではなく美しくて快適なインプラントを装着したい、といった治療まですべて保険適用していると、国の予算はいくらあっても足りませんよね。審美性の改善という目的に重きが置かれている矯正治療も同様です。

もちろん、矯正治療で改善されるのは口元の審美性だけではありません。かみ合わせなどの機能面も大きく改善されます。ですから、ケースによっては矯正治療でも保険が適用されることも例外的にあります。それは先天的な病気による歯並びやかみ合わせの異常になやまされている場合です。

ただ、そうしたケースでもインビザラインで治療することはごく稀であり、顎変形症に対する外科手術などを伴うことがほとんどです。つまり、一般的な症例では、インビザラインに保険が適用されることはないとお考えください。